ラズパイ3販売開始
お待たせ致しました、待望の『Raspberrry Pi 3 Model B』販売をきばん本舗でも開始しました。
RSコンポーネンツ正規品(技適マーク付き)です。
RSコンポーネンツでは全てのRaspberryPiを、
SONY工場(Wales, UK)で生産しております。
RSコンポーネンツではその昔、「Raspberry Pi Type B 512M」が主流だった時代に中国工場での生産品を取り扱った事もありました。ピンクのプラスチックで出来た外箱が人気でしたが、その反面、不良率の高さに悩まされました。それ以来、RSコンポーネンツは中国工場での生産品は取り扱いを辞めて、『SONY工場』 ( Wales, UK ) で生産した商品しか取り扱いしておりません。
「電子工作では、市販されてる製品の不具合いから動作しない事も?」
説明書やWebの通り使用していても正常に動作せず苦労していたら、CPUボードを交換して正常動作したなど度々あります。お客様に電子工作ライフを楽しんで頂く為にも、きばん本舗では信頼性が高いRSコンポーネンツ製をお勧しております。
直ぐに楽しみたい方、お買い求めはお早めに!!
『本体+ケース Raspberry Pi 3 Model B【2016年2月29日発売】』
2ndロットの入荷には時間がかかります
一部の個人ブログでもUPされてますが技適マークがシールになっています。
パッケージングのデザインの変更をしておりますので、
外箱の変更に伴い次の入荷まで少し時間がかかります。
技適マーク
日本の販売時期遅延と安定供給の妨げとなった『技適マーク』ですが1stロットはシールでなんとか落ち着きました。技適認証をラズベリ-財団が取った為、RSコンポーネンツはラズベリー財団にお伺いを立てながら取説や外箱などを手掛けており、その為アクションが遅くなってます。
2ndロットからは技適マークもパッケージに印刷される予定です。
新しいパッケージが楽しみで、早く見たいものです。
CPUパワー
「Pi2からパワーアップしましたよ」とニュースリリース等で書かれてますが実際にどのくらいなの?
プロセッサ ARMテクノロジ
Pi3 : Broadcom BCM2387(Cortex-A53/4コア/1.2GHz)
Pi2 : Broadcom BCM2836(Cortex-A7/4コア/900MHz)
ARM社のHPで良い絵を見つけました。
Cortex-A53プロセッサ 『Performance』タブに記載されてます。
まだ使い込んでないので詳しくは言えませんが、
「RasPi B+」 → 「RasPi2」 の時の様な「遅い」から「使える」へ変わった感動は有りませでした。
「使えるかな?」から「普通に使えそう?」的な感覚ではあります。
電源
ラズベリー財団では2.5A以上の電源を推奨してます。
11月24日 追記
新発売!! 高性能でも安価な 【ラズベリーパイ3用 公式電源】
高性能な上に値段も安くなってます。
詳細な仕様はこちらから!!
海外ではRasPi純正電源が販売されてますが日本国内で使用出来ません。(PSEマーク無)
日本RSの代理店がRasPi3用電源を準備しており、当SHOPでも取り扱い致します。
USBアダプタ 5V/2.5A Raspberry Pi 3 Model B【2016年2月29日発売】用
しかし、入荷は4月中旬です。
4月7日 入荷済み
きばん本舗Amazon店
Kibanhonpo.SHOP
仕方が無いので、現行はRasPi2用の電源を使用してます。
セットアップ程度の低負荷では不具合いは出ておりません。
やはりRasPi2と同様で、USBケーブルによる不具合いは起こります。
電源を変えずにUSBケーブルだけ交換したら動作不良が発生しました。
(RasPi B+で使用可能なケーブルです。)
シリアルコンソール
シリアルコンソールの通信速度が変更されてます。
Bluetoothが追加された影響らしいです。
回避方法は何種類か有るようです。
・コアクロックを変更する方法
・使用UART変更し、従来のUARTに戻す方法
UARTとは
UART (Universal Asynchronous Receiver Transmitter)
調歩同期方式によるシリアル信号 受信・送信
原因:
シリアルコンソールへの割当がUART0からUART1に変更になり、
UART1の通信速度がコアクロックに影響されるためです。
ちなみにUART0はBluetoothが使用してます。
回避方法の簡単な説明
■コアクロックを変更する方法
コアクロックを変更する方法は、config.txt に「core_freq=250」を追加するだけです。
英語ページですが詳細が記載されてます。ご興味の有る方は是非見てください。
この方法ではRaspberryPiは状況によりコアクロックが変動しますので確実では有りません。
■使用UART変更し、従来のUARTに戻す方法
HWの設定変更なので、基本的には「config.txt」の変更になります。
海外が先行しておりましたので、色々なサイトで記載がありました。
幾つかLINKを貼りますのでご参考になさってください。
Overlay to remap Pi 3 UART
Raspberry Pi 3 + UART/Bluetooth issues
Raspberry Pi 3 compatibility
■ターミナルソフトでの対応(1)
上記の様な対処は行わないでシリアルコンソールをご利用頂く方法もあります。
ターミナルソフトのボーレートを「720000」に変更すれば使用出来ます。
ただし、一般的な「TeraTerm」ではボーレートの調整が出来ません。
当SHOPでデバッグに使用している簡単ターミナルソフトが有ります。
使用例Raspberry Pi Console Board LED簡単ソフト
簡単ターミナルソフトはVBで作成しているので、ボーレートを変えてみました。
多少の文字化け等は出るものの操作可能になりました。
(RaspberryPiは状況によりコアクロックが変動しますので確実では有りません)
簡単ターミナルソフトを解凍して「RasPiSCterm.exe」を実行してください。
ご興味の有る方はご利用はご自由ですのでお試しください。
ソフトは製品ではございませんのでサポートは有りません。
スタッフが使用しているツールですのでご理解の程お願い致します。
また、インストール等での不具合いなど起こりましてもご容赦願います。
お問い合わせは受け付けておりますので、ご不明点などありましたら、お気軽に連絡してください。
出来る限りの対応は致します。
Raspberry Pi お問合せ ヘルプ
■ターミナルソフトでの対応(2)
RaspberryPiのUARTを操作する方法はベストでは無いので、ターミナルソフトでの対応が宜しいかと考えてます。
基本的に「TeraTerm」はオープンソースなので対応出来る可能性が高く、引き続き調査・実験は行ないます。
進捗が有りましたら、「コアクロックを変更」「使用UART変更し、従来のUARTに戻す」等その他の情報も含め詳しく記載させてもらいます。